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TOTOウォシュレットTCF312水漏れと東芝SCS-TCK900への交換

(2021年12月)
TOTOのウォシュレットKR2 TCF312が数か月前から水漏れしています。
プラの箱で漏水を受けてしのいでいますが、最近水の量が増えてきて一日1回水を捨てている状況です。

TCF312水漏れ

これ以上ほうってはおけないので、修理方法を調べました。
修理が難しそうなら、買い替えもありです。

ネットで情報をあさっていると、1000円以下で買えるストレーナー(D43052WR)というパーツを交換すればよい、とか、Oリング交換でなおった、とかの情報を発見。
ウォシュレットの水漏れは、結構多くの人が経験しているようです。

ところが、そのパーツも生産中止、とか、Oリングを交換しても水漏れが止まらなかったなど、そう簡単には直りそうもないので、早々に修理はあきらめ買い替えることにしました。

このTOTOウォシュレットは多分15年以上使っているもので、もう十分働いてくれました。

で、家電量販店に下見に行きました。
候補は、
TOTO: Kシリーズ TCF8FK56、TCF8GK33
Panasonic ビューティ・トワレ DL-ENX10、DL-ENX20、 DL-EN9
INAX LIXILシャワートイレ CW-RG10
Toshiba SCS-TCK900、SCS-TCK1000
など2万円から3万円くらいまでの低価格機です。

結局コジマ電気に在庫があった東芝製SCS-TCK1000を買ってきました。
店員さんによると、最近の半導体不足だったか?が原因で、在庫がないものもかなりあるようです。
プリンター売り場ではほとんどが在庫なしの表示がされてました。

SCS-TCK1000

配管のことを考えると、これまでと同じTOTOのウォシュレットにしたほうがいい、ということは頭の片隅にあったのですが、安さをとりました。

在庫があるということは不人気なのかもしれませんが、年の瀬なので、さっさと片付けることが優先、あまり深く考えませんでした。

このSCS-TCK1000は上面に隙間のないのは気に入りました。
隙間に埃が入り込むと掃除が大変なので。
ノズルがステンレスというのもよさそうです。

箱を開墾し、付属品を確認してみたところ、 なんとなく違和感があってしっくりきません。はっきりとはわからないのですが、TOTOと何か違うなという感じです。ウォシュレットなんて、どれも同じ、楽勝と思い込んでましたがそうでもなさそうな雰囲気。
SCS-TCK1000付属品

ウォシュレット付属品 ホース

説明書をじっくり読みます。

一般の止水栓には、大きくわけて下記3種類あるそうです。(一般以外にも内ネジ、寒冷地仕様、フラッシュバルブ式などがある)

1. アングル型
2. ハンドル型
3. ストレート型

止水栓の種類

で、現場を確認したところ、うちのはストレート型 でした。ハンドル式ってのもあるんですね。便利そうです。

止水栓 ストレート型

ならば、付属の金具で取付OKのはずですが、どの金具を取り外して、新しい金具をどこにどう取りつければいいのか、いまいちピンときません。小さい分岐金具とホース2本による完成形がイメージできません。

再びTOTOと東芝の説明書を読みくらべたところ、一つ大事な事実をわかっていませんでした。

●TOTOと東芝は そもそも分岐金具を取り付ける位置が違う。金具の形も大きさも役割も異なる。

分岐金具はタンクに流れている配管を分岐させ、ウォシュレット側に水を分岐させる役割を持ちます。
これを取り付けないと、ウォシュレット側に給水ができません。

で、私はTOTOも東芝も同じようなものを同じように取り付ければいいと漠然と思い込んでいました。

TOTOの取付金具

東芝の取付方法

TOTO方式は 既設の「止水栓」のマイナスネジ部分を取り外し「TOTO製の分岐付き金具」に取り換えます。

東芝では 止水栓はそのままで、タンク側の「金属配管」を取っ払い、「分岐金具+ホース」に取り替える方式です。分岐金具を途中に挿入するので、金属配管の代わりに柔軟性のあるホースを使うわけです。タンクに接続されている金属配管の口径は小さいため、付属の分岐金具も小さいです。

TOTOの方式よりコスト削減にはなるのかもしれませんが、作業としては手間がかります。

またTOTOの分岐金具はワンタッチ接手?の機能を持っているので、給水ホースを配管から簡単に取り外すことができます。従って、TOTOは給水ホースを簡単に配管から切り離すことができるので、例えばウォシュレット本体をベランダ等に持ち出して、どこから水漏れしているのか簡単に点検したりできたのです。
東芝方式では配管直付け(ウォシュレットと配管が一体)になるのでそういうことはできなくなります。

TOTOのワンタッチ接手

やっぱ高くてもTOTOにしておけばよかったか、と憂鬱になってきました。( 最近のTOTOはこの便利な分岐金具が付属しないという情報もありますので要注意)

しかし、もう買ってしまいましたのでしょうがありません。作業を進めます。

まず最初に確認すべき重要事項は、TOTO用の給水ホースが東芝のウォシュレット本体に接続可能か?ということです。

今まで使っていたTOTOウォシュレットの給水ホースがそのままTOSHIBAの本体に接続できれば、金属配管取り外しなどの作業が不要になり、作業時間が大幅短縮できます。ワンタッチ接手もそのまま使えるし言うことなしです。

「本体の給水口は、TOTOもToshibaも同じ規格、同じサイズのはず・・・同じであってくれ」 との期待を持って作業を続けました。

具体的手順を考えます。

1.止水栓を閉める
2.旧ウォシュレットの水抜き (床に水をばらまかないために)
3.給水ホース取り外し(ワンタッチ接手)
4.旧ウォシュレットの掃除、取り外し
5.TOTOウォシュレット本体の給水ホース取り外し
6.TOTOと東芝の給水ホースの比較、接続確認

6番目が作業最大の山場です。
TOTOの給水ホースが東芝ウォシュレットに接続可能であれば、配管関連作業は不要となり、あっという間に作業終了です。

ウォシュレット本体取り外し、 給水ホース取り外しが完了。
新旧ホースの本体接続側を比較してみました。
左がTOTO、右が東芝です。

TOTOと東芝の給水ホース

口径は同じです!

TOTOの古いホースを東芝ウォシュレット本体に接続してみたところ、なんとか大丈夫そうです。

SCS-TCK1000の給水口

ナット内部のパッキンの形状が、TOTOと東芝のホースでは異なるのが少し気になりますがとりあえず作業を進めます。

TOTOと東芝の給水ホース 2

本体固定プレートの位置を決めます。

東芝ウォシュレット本体固定プレート

普段掃除できない箇所も掃除しながら作業して2時間足らずで作業完了。

アースをつなぎ、電源コードをコンセントに差し込み、止水栓を開きます。

東芝SCS-TCK1000 設置完了

電源が入り、ランプ点滅し始めます。
が、起動時の点検点滅かな、と思いしばらく待って見ましたが点滅がとまりません。
一つ二つボタンを押してみますが、無反応で点滅止まらずです。

水が流れる音もしません。ということは、ウォシュレットに給水されてない?
なんで?
内部のパッキン形状が少し違っていたんですが、そのせいで給水がされないのでしょうか?

これから改めて東芝用に配管し直すとなると、また何時間もかかかってしまいます。
年賀状もまだ書いてないのに。

とりあえず説明書を読みます。

すると「タンクが空の場合」「タンクが満水の場合」と場合分けしてあり、
タンクが空の場合は「おしり」または「ビデ」ボタンを押す、と書いてあります。

は?取り付け直後に満水、ってありうるの?
なんか釈然としませんが、とにかく「おしり」ボタンを押してみました。

東芝SCS-TCK1000の操作パネル

水の流れる音がし給水が始まりました!
温水になるまで5分から7分待って、動作確認しろ、とあるのでそのとおりにして問題なしを確認し作業完了。

あとは、しばらく様子を見て、水漏れがなければ万事OKです。

翌日、4日後:
水漏れ無しを確認。

<最後に>

今回ウォシュレットを交換してみての感想です。

ウォシュレットが初めて取り付けるならば、TOTO(方式の分岐金具)がよいでしょう。
TOTO方式の分岐金具をストレート型止水栓のトイレ配管に取り付ける場合、作業は止水栓のネジ部分を取り換えるだけだからです。

Toshiba方式の配管を行う場合、タンクに接続されてる金属配管を取り外し、分岐金具とホースを取り付ける必要があるので、ちょと面倒なんじゃないかなーと思いました。見栄えもあまりよくないんじゃないでしょうか。ワンタッチ接手ではないという問題もあります。

他のメーカーの場合も、分岐金具がどういう方式なのかの確認が必要でしょう。

今回の私の場合、TOTOから東芝への交換だったのでたまたまうまくいきラッキーでした。

使用感についてはしばらく使ってからまた報告します。

注)最近のTOTOウォシュレットは昔と違ってこの便利金具が付属しないという情報があるので要注意です。

<追記>
TOTOウォシュレットのストレーナーを取り外してみたところ、フィルター半分が黒い炭のようなタールのようなゴミで半分埋まっていました。ストレーナーやOリング交換どうのこうの以前に、このゴミさえ取り除いていたら、もしかしたら水漏れは止まったのかもしれません。
が、もう手遅れです。

<追記2>
すっかり忘れてましたが、過去にTOTOウォシュレット取付時に記事を掲載していることを発見しました。備忘録としての役割も期待していたはずが、書いたこと自体覚えてませんでした。間抜けです。(;´д`)。読み返してみると、随分と簡単そうに書いてあります。この楽勝経験があったので、今回の作業も甘くみていたんでしょう。今回、別メーカーのものに交換したおかげで、非常に勉強になりました。
TOTOウォシュレットの取り外しと取り付け

<追記3>
ワンタッチ接手機能の付いた TOTOの分岐金具は単品で売ってます。
TCH913YR、TCH914YRなど。
「ソケットタイプの給水ホース用」との記載。
4000円5000円します。
別にソケットタイプの給水ホースが必要なので、合計7000円、8000円必要となると思われ、ウォシュレットが2万円でも、給水ホースをソケット化するためには、+7000円8000円必要ということになります。
これらが昔のTOTOウォシュレットには付属していたわけです。

<参考サイト>

自分でできるTOTOウォシュレットの水漏れ解消法

ウォシュレットKR2 水漏れ / TCF312 (その1) : Blog / Ikakoo Gathering

ストレーナD43052WRのOリング交換: 「物理実験集」管理人の近況報告ブログ

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