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計画停電に伴う、我が家の省エネ対策 

我が家ではもともと省エネ対策を進めていて、蛍光灯からLED電球への交換や、デスクトップPCからノートパソコンへの変更、テレビの省エネ設定、いろいろな省エネ対策を導入して電気代を安くしています。

暖房器具としてはガスファンヒータおよびガスストーブを使ってます。

実施した対策

しかし、今回の東電の計画停電に際しては、やはりさらなる節電対策をしなければいけませんので、以下の省エネ対策を行うことにしました。

  • 夕方暗くなった際にスイッチONする部屋の照明はLED電球のみにする。
  • 洗濯乾燥機を使う場合は夜10以降にする。
  • 暖房は基本的には厚着で対応して、極力使わない。どうしても寒い場合はガスストーブを使う。

省エネ対策の基本的考え方

電気をたくさん使う家庭用の電気機器は?

特に電気をたくさん使う機器は熱に関係する電気機器です。

  • 電気ストーブ
  • 洗濯乾燥機
  • こたつ
  • ドライヤー
  • 炊飯器
  • 電子レンジ

などなど、電気で熱を発生するものは消費電力が桁違いに高いです。

ヨドバシカメラでIHクッキングヒーターを買っている人を見かけましたが、IHも多分1000W以上の消費電力と思われますので、この電力が足りない時期のガスから電気への変更はやめるべきだと思います。

白熱電灯は40ワット、60ワット、100ワットとかですが、LEDに変えれば、約10分の1になります。蛍光灯からLEDへの変更も一定の節電効果はあります。(1/3程度か?)

大型テレビは上記の熱関連電気機器の数分の1から10分の1(40インチでおそらく100W前後)です。

オーディオ関係はさらにそれの数分の1(ミニコンポで20W程度?)と思われます。それほど電気は使いません。ただ、古いレコーダーなどは意外と電気を使っている場合があるかもしれません。(ワットチェッカーによるPCその他機器の電力測定結果一覧

最近のノートパソコンではだいたい15-30Wです。

掃除機は結構消費電力高いと思います。今確認したところ、うちの掃除機の消費電力は1000Wでした。

家庭で使っているいろいろな電気機器の消費電力を知ろう

洗濯を10時以降にしていると書きましたが、本当は夜中や明け方に洗濯(乾燥)するのがいいのです。

しかし、マンションでは夜中や早朝にガンガン洗濯するというのはさすがに近所迷惑でしょうから、うちでは夜10時洗濯開始の11時乾燥開始という感じです。

一軒家に住んでいる方は、タイマーなどで、夜中の洗濯乾燥ができるでしょう。

省エネのためには、まずは、自宅で使っている電気機器の消費電力がどのくらいであるかを把握するのが先決だと思います。

電源スイッチを入れるときに、その機器のだいたいの消費電力がわかっていれば、

  • 「夕方6時の炊飯はやめよう」
  • 「寒いけど、エアコン暖房は10時まで我慢しよう」
  • 「トイレや洗面所の白熱灯をLED電球にかえよう」
  • 「部屋の照明を一部LEDにかえよう」(全部変えると暗いと思います。LED電球に関しては「LED電球は買いか?SHARPのDL-L60AVの使用レポート」)
  • 「電気ストーブの使用はやめて、こたつを弱で使おう」
  • 「デスクトップパソコンをノートパソコンに変えよう」
  • 「テレビの省エネ設定をしよう」(「東芝 REGZA 32R9000 の消費電力測定」)

などなど、省エネ対策がいろいろと思いつくようになると思います。

消費電力(ワット数)は機器本体のシールや取説を見れば必ず書いてありますし、ワットチェッカーを使えば実際に自分で測定できます。(ワットチェッカーの使い方

どうしても使う必要がある場合は、消費電力をきちんと把握した上で、電力消費の一番少ない時間帯に使うということをみんなが実践すれば、かなりの節電になると思います。

使ってない機器をコンセントから抜くとういのもやらないよりはましだと思いますが、多分数ワットだと思います。大型テレビにに省エネモードがあるならそれをONにすれば10ワットを簡単に節電できます。(「東芝 REGZA 32R9000 の消費電力測定」)

3月と夏の8月では電力ピークが違う

それから、3月と夏では省エネ対策は異なります。

3月現在の電力消費のピークは夕方6時から7時とのことですが、夏になると、昼間の2時から3時ごろがピークになると思われます。

冷房は暖房と違って一般家庭では電気(エアコン)にたよるしかありません。真夏にエアコンをつけないで我慢するのはかなり苦しいことですが、今年の夏は蒸し風呂状態を覚悟する必要があります。

これから、眠っているとか点検中の火力発電所を再稼動させたとしても、6000万kWの真夏の消費電力をまかなうだけの発電をすることはかなり難しいと思われます。

現在(3/19)の供給能力は3300万kW程度だそうですが、ちなみに、3000万kWというのは原発でいうと約30基分です。

そらに参考情報ですが、福島第一原子力発電所が6号機までで合計約500万KW、第2が440万kw合計で約1000万kWの電力をまかなっています。

7月、8月、9月は濡れタオルでも用意して汗を拭き吹き、どうしても耐えられなくなったら、扇風機を体の近くで回しましょう。

企業は夏休みを1ヶ月くらいとればいいかも?

東電の発電所の稼動状況(3月18日現在)

東電のホームページに発電所に関するプレスリリースが出てましたが、以下のようになっていました。

青字のものは稼動できる可能性があるかもしれません。1基が100万キロワットとおおざっぱに考えると、11基全部稼動させればあと1000万キロワット追加できるかもしれません?柏崎の稼動は無理かもしれません。福島第2は多分無理でしょう。

火力の定期点検中はないんでしょうか?

【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1~3号機 地震により停止中  (4~6号機は定期検査中)
・福島第二原子力発電所 1~4号機 地震により停止中
・柏崎刈羽原子力発電所 1、5、6、7号機は通常運転中  (2~4号機は定期検査中)

【火力発電所】
・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中
・常陸那珂火力発電所 1号機 地震により停止中
・鹿島火力発電所 2、3、5、6号機 地震により停止中
・東扇島火力発電所 1号機 地震により停止中

【水力発電所】
・すべて復旧済み

***************

以下、日経新聞の記事より抜粋(夏には東京都の千代田、中央、港の3区を除く20区でも本格的に計画停電を実施せざるを得なくなるだろう

「東電、発電能力2割増へ 4月末までに2火力再開  2011/3/19 21:18 」

「 地震で停止した東電の発電所は福島第1、第2原子力発電所と、東扇島、鹿島、広野(福島県広野町)、常陸那珂(茨城県東海村)の4カ所の火力発電所。このうち、東扇島の発電能力は全体で約200万キロワット、鹿島全体で約400万キロワット。2つの火力発電所が全面的に再稼働すれば、合計で約600万キロワットの発電能力を上積みできる。」

「東電は通常、冬場で5000万キロワット、夏場で5500万~6000万キロワットの電力供給力が必要。電力不足を完全に解消するには時間がかかる見通しで、東電は「夏には東京都の千代田、中央、港の3区を除く20区でも本格的に計画停電を実施せざるを得なくなるだろう」としている。」

参考:

神奈川新聞「京浜臨海部の火力発電フル稼働へ、電力不足で供給底上げ」)
今後どうやって発電能力を確保していくか書かれてます。:

東京電力:「東北地方太平洋沖地震による影響などについて 【午前10時現在】 平成23年3月18日」      

3/21 追加:
勝間和代さんブログでわかりやすくかかれてます。「本当に必要なのは「ピーク時」の節電
やみくもにコンセントを抜くのではなく効果のある節電を。    

4/1 追加:
河野太郎ブログ 「無計画停電は必要ない
「夏の電力不足は需給調整契約で対応できる可能性が大きい」と書いてある。

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