DellのノートPCのSSD化しようとした際、HDDからSSDへデータを丸ごとコピーしてくれる複製ソフトが途中で停止し、コピーに失敗しました。(「Dell Inspiron 5000 のSSD化に失敗」)
失敗した原因は「MBR」と「SSD」の違いでした。片方がMBR形式、もう一方がGPT形式であったため丸ごとコピーができなかった、ということです。
昔、REGZAの外付けHDDをPCで再利用しようとした際、そのHDDがGPTというこれまで見たことのない形式になっており、その再フォーマットに苦労したことがあります。その時は一時しのぎの対策をとって、GPTについて詳しく調べることはしませんでした。(「REGZAで使ったハードディスクがパソコンで使えない」)
ということで、今回、MBRとGPTとは何か、その違いについてもう少し調べてみました。
新しいHDDやSSDを使う前には初期化(フォーマット)作業をする必要がありますが、その際パーティション(区割、分割)の形式を選択しなければなりません。
最近(2017年)のWindowsパソコンでは「MBR」か「GPT」のパーティション形式を選択できるようになっています。
で、MBRとGPTについて大雑把にまとめると以下になります。
何の略?
GPT: Globally Unique IDentifier Partition Table の略
MBR: Master Boot Record の略
時期は?
MBR 古い
GPT 新しい
対応容量は?
MBR 容量2TB以下 (2の32乗x512バイト=約2Tバイト)
GPT 容量2TB以上、最大で8Z(ゼタ)バイト(約86億Tバイト)まで。(多分2の64乗x512)
パーティション数は?
MBR
最大4個**
GPT 最大128個
**MBRは4個のプライマリパーティション、または3つのプライマリパーティション+1つの拡張パーティションとその中の無制限の論理ドライブを作成可能
Windowsの起動方法は?
MBR BIOS起動
GPT UEFI起動
BIOSはGPTをサポートしない。(Linuxでは起動できる場合もある)
対応するパソコン
MBR 古いパソコン。
GPT 新しいパソコン(主としてWindows8以降の64ビットOS搭載のPC)
(正確には「GUIDパーティションテーブル」)
その他
GPTではディスクの最後にもパーティションテーブルのバックアップを保持するなどし、信頼性をアップしている、とか、
GPTを使用するディスクにもMBRが存在し、ディスク全体がひとつのパーティションになっているというダミー情報が記述される、
などの特徴もあります。
BIOSとUEFIの違い
最近(ではないかも)パソコンの仕組みについての根本的な部分に関する新規格が登場し、古い知識のみでは対応に困ることが多くなってきました。
事実、GPTとMBRの違いをほとんど知らなかったため、「Dell Inspiron 5000 のSSD化に失敗」のような失敗をやらかしてます。
今思えば、初めてWindows8搭載パソコンを触ったときが、UEFIというものへの最初のコンタクトだったのです。従来のようにF2キー等でBIOS画面を呼び出すことができず、すぐにWindowsが立ち上がってしまうため、かなり戸惑った記憶があります。 それがURFIの特徴の一つだったわけですが。
ということで、UEFIについても基本的なところは知っておかないと今後PCを扱う上でまずいことになるので、少し調べておきます。
UEFIは、PCの電源ON時に、OS(WindowやLinux等)の起動より前に起動し、PCの起動プロセスを制御するプログラムで、BIOSの後継として考え出された規格です。
BIOS Basic Input/Output System の略
UEFI Unified Extensible Firmware Interface の略
操作画面
BIOS キーボード操作。テキストベースで、主に黒系の背景に白い文字
UEFI マウス操作が可能。カラフル、見栄えが良い。
UEFIとWindowsの関連
・Windows7、Windows Vista SP1 は 64 ビットシステムでサポート
・Windows 8は、32 ビット (x86)、64 ビット (x64)の PC でサポート
・BIOS モードでのWindows起動 \bootmgr ファイル が必要
・UEFI モードでWindows起動 \EFI\BOOT\BOOTX64.EFI ファイルが必要
その他、UEFIの特徴としては、
・起動時間と再開時間が短縮される、
・セキュアブートやセキュリティ機能、
・GPTドライブをサポート、
・BIOS をエミュレートする互換性サポート モジュール (CSM) が含まれる。
・セキュアブートを無効に設定することで、BIOS互換モードを利用できる。
などがあります。
また、Windows をインストールする場合、Windows セットアップは、UEFIモードと BIOS 互換モードのどちらで PCが起動されたかを検出します。
そのインストール時のモード選択に基づいて Windows を構成するた、別のモードの機能を使うためには、ドライブを再フォーマットしなければなりません。
2017年8月
参考サイト:
GPT
MBRとGPTの違い
UEFI ファームウェア
UEFI超入門 ~操作方法から基本設定まで~