後輪タイヤがボロボロになり穴が開いてから数か月(ママチャリの後輪タイヤに穴が!応急処置編」参照)、ガムテープなどで補修し、だましだまし使ってきましたが、限界が来てしまいました。
もし手に負えなかったら新しい自転車買えばいいや、と後輪タイヤ取り外し作業を決断。
事前調査としてググって先人のサイトをいくつかチェック、YouTube動画を3本ほど見て、作業開始。
連日気温が35度越えのこのくそ暑い時期(2025年7月)にやりたくなかったんですが、しょうがない。
タイヤはビックカメラ通販で1000円で購入。
なんと送料無料でした。ヨドバシカメラに対抗してるんでしょうか。
チューブも手持ちでありましたのでついでに交換します。これは、多分10年くらい前でしょうか、あきばおーの自転車用品バーゲンで買ったものだったと思います。200円の値札あり。安い。
2-1.後輪軸のボルトを緩める
15mmのレンチで後輪軸のボルトを緩めます。とりあえず緩めるだけにして次に進みました。相当古いママチャリなので、ボルトが緩められるのかが心配だったのですが、意外と簡単に緩みました。
2-2.ひっくり返す
自転車を持ち上げる器具がないので上下ひっくり返してハンドルとサドルで逆立ちさせて作業します。
2-3.ブレーキ本体とケーブル部分の切り離し
ブレーキ本体はタイヤ側についています。2つの部分を外せばタイヤ側と車体を分離できます。
1点はブレーキケーブルで、これは外さなくてもタイヤ交換はできるようですが、車体からタイヤを完全に分離したいのと、あとは勉強のために取り外しました。もう1点は、ブレーキ本体とケーブルを車体に固定しているボルトです。これを外しました。黒いのがブレーキ本体で、バネがついてるのがブレーキケーブルです。必要な工具は10mmスパナとブラスドライバーですかね。
2-4.後輪の軸
固定ボルトの取り外し
15mmレンチでボルトを回してスタンド、リアキャリア、泥除けの3種のパーツを軸から外します。簡単です。
2-5.後輪軸に巻き付いてるチェーンを取り外す
チェーンは金属カバーで覆われているので、カバーの前後にある2つの蓋?を取り外します。それぞれネジ1個で固定されてますのでプラスドライバー使ってネジを外します。で、マイナスドライバーを上手く使って、チェーンを後輪歯車から取り外します。YouTubeでは簡単そうやってますが、結構手こずりました。チェーンは錆びてましたので、油を注しておきました。ダイソーの100円油です。こんなんでいいんでしょうか。
2-6.後輪タイヤ位置決め金具の取り外し
T字のレンチを使って、左右2か所ある金具を取り外しました。右側はすでに外れてました。外れてても一応乗れるんですね。
取り外しの逆を行えばいいだけなのですが、初めてだと、それがかなり難しかったです。軸に関係するパーツ類の順番とか、スタンドの取付角度とか、ボルトの位置とか戸惑いました。写真は一応とっていましたが、いちいちスマホを見て確認するのが面倒くさいので、まあなんとかなるだろうと、がんがん作業を進めた結果、結構なんとかならないこともあるのが判明。あれこれ試行錯誤を繰り返たため、作業時間がかえって増大しました。
大きな失敗を3つほどあげておきます。
1.ギア(スプロケット?)にチェーンを噛まさずに後輪軸にパーツ類を取り付けてしまった。
うっかりというか、後輪軸まわりのパーツに集中しすぎてて、チェーンというパーツがあることをすっかり忘れてました。
2.後輪の軸に絡む3つのパーツ(スタンド、泥除け、リアキャリア)の順番間違い。
覚えが悪いのと、面倒くさいので写真・メモなど確認せず作業を続けて失敗。ありえない順番で無理やり組み立てようとしてどうにも収まりが悪く、悪戦苦闘。結局組付ける順番が違うんだ、ということに気づくのに15分くらいかかったか。
3.後輪固定金具のネジの調整を無視して適当に取付け、ほぼ最終まで組み立てまでしてしまった。
結局、タイヤがかなり斜めに取り付けられていました。相当な角度がついていて、回してみるまでもなく、どう見ても正常回転しない感じ。後輪タイヤは位置の調整が必要、ということを理解しておらず、適当に組み立ててしまいました。が、結局、再分解して、調整しなおすことにしました。ただし、本当に調整があってるかどうかは自信ありません。まあ、なんとかタイヤが、泥除け等に接触することなく回転してるのでそれでよしとしました。
ここまでで一日の作業時間のタイムリミット3時間がきてしまいまして、一応組み立ては終わりましたが、ブレーキの利きが非常に悪いです。
悪い、というより、ほぼノーブレーキ状態です。日を改めて調整することにします。
後輪の交換を避け、応急処置だけで数年間使ってきましたが、タイヤがぼろぼろになり、ついに交換せざるをえなくなりました。
後輪の取り外し自体は思ってたより簡単でした。YouTube動画数本見れば、分解は比較的簡単にできました。が、元通りに組み立てるのが結構難しく、はまりました。
どなたか、元の位置を再現するためのマーキングというんですか?ネジとかボルト、車体にマジックでしるしをつけるという作業を行ってましたが、あれはかなり有効かもしれません。初めての人は是非やるべきです。
組み立てに加えて、難しいのが調整です。私のママチャリがあちこちガタが来て、車体がゆがんでいたせいなのかもしれませんが、タイヤをまっすぐにするのと、スムーズにタイヤが回転するようにすること苦労しました。前輪にはない、後輪ならではの作業です。これは想定外でした。なんとか回るようになったのは単なる偶然かもしれません。
1回やれば難所はわかりますので、2回目からは楽になるはずですが、後輪の交換など年に何回もするわけもなく、次に後輪交換するのはいったい何年後なんでしょうか。
自転車屋さんはそれを毎日やってるので、Youtubeなど見ても、目をつぶっていてもできる感じですね。作業時間も10分とかでできるんでしょう。
作業台というか、自転車を宙吊りにする道具、スタンドですか?あれはあったほうがいいかも、です。今回作業中、完了と思ったらまたやり直し、で、何度も上下をひっくり返す必要があり、大汗かきました。
工具は以下の写真見てください。この倍くらいの工具を用意しましたが、使った工具はこの程度です。モンキーレンチは今回使ってないかも。
15mmのレンチ(KURE556の隣)は10年も15年も前に買ったものだと思いますが、いまだに売っており、ペダルレンチというもののようです。ということは、もともとはペダルのボルト取付取り外し用のレンチで、たまたまママチャリの後輪軸のボルトも15mmだった、ということなのでしょうか。それともほとんどの自転車の後輪軸が15mmなんでしょうか。
ホーザン(HOZAN) ペダルレンチ (Amazon)
今となってはどうしてこの工具を買ったのかすら覚えてません。おそらく10年以上前にプジョーのマウンテンバイク(今でも部屋に鎮座してます。邪魔です。)を修理しようとして買ったものでしょう。大型のモンキーレンチで代用できるのではないかと思います。
あとはプラスドライバー、マイナスのドライバー、T字のソケットレンチ?、10mmのスパナを使いました。
ベッセル(VESSEL) ボールグリップドライバー (Amazon)
ベッセル(VESSEL) エコソフト (Amazon)
マイナスドライバーはドライバーとしてではなく、チェーンの取り外し、取付に使いました。
私の持っているソケットレンチのT字の部分(VESSEL 9700)は古すぎてもう売ってないようです。取り替えビット部分はベッセル(VESSEL) エコソフト Tバーソケットセット 460NT-9Sと多分同じだと思います。
タイヤレバーもタイヤ取り付けには必須でしょう。手の力でも無理すれば取付可能なんだったかな?ちょっと忘れちゃいました。タイヤレバーはダイソーのパンク修理セットについてきたやつです。
ラジオペンチは普通は不要ですかね。でも、あると何かと使えて便利です。
ラジオペンチ GISUKE (Amazon)
私のママチャリは、転倒回数が多いためか、あちこち歪んでいたので、それを修正するのに使用しました。特に泥除け部分がゆがみまくってました。
こういう自転車いじりの機会はめったにないので、潤滑剤のクレ556と、ダイソーの自転車油も用意しました。
クレ556 潤滑油 (Amazon)
金属ブラシも油汚れ落としに使いました。
たしか、ダイソーで3本100円のものです。
工具は以上です。
あ、忘れてました。写真には写ってませんが軍手や雑巾は当然使いました。最後に携帯型の空気入れも使いました。
パナレーサー BFP-AMAS1 (Amazon)
その他の自転車関連ページ