最近の更新

XPを使い続けて大丈夫か、Windows7へ移行すべきか。

PCの調子が悪くなってきました。ファンがぶんぶんと五月蝿いのです。分解清掃して積もった埃を取り除きましたが騒音に変化無しです。ファン自体を交換する必要があるようです。

いい機会なので、この際Windows7に移行すべきかどうか考えています。来年2014 年4月9日でWindowsXPのサポートが終了するらしいですから。

どっちにしろいつかは移行するんだからさっさとWindows7に移行したほうがいいわけですが、それなりにお金がかかります。

はっきり言ってOSはXPで十分で、何の不満もありませんのでできれば使い続けたいのです。

思い切ってLinuxに移行するというのも手ですが、本当に問題ないかはやってみないとわかりません。

できればXPを使い続けたいが・・・

問題はセキュリティです。

XPを使い続けてもほぼウィルスに感染することはない、という確信が持てれば使い続けても何の問題もないわけです。

WEB閲覧はインターネットエクスプローラーではなくFirefoxやChromeを使い、AdobeやJavaを常に最新版に更新し、MSE(Microsoft Security Essentials)もちゃんと更新すれば大丈夫な気がするんです。

あ、それらがXPに対応しなくなるのかもしれませんね。うーむ・・・。

2014年以降もXPをサポートし続けるセキュリティ対策ソフトを導入する、という手があるなどという説もありますが、そんな面倒なことをするくらいなら素直にWindows7を入れたほうがいいです。

「マイクロソフトが発表している「セキュリティ インテリジェンス レポート」によると、マルウェアおよび望ましくない可能性のあるソフトウェアの感染率は、XPが最も高い。」ということなんで、そのレポートを見てみました。

第12版 第13版 第14版 第15版
OS 2011年
下期
2012年
上期
2012年
下期
2013 年
上期
XP SP3 32 8.6 9.5 11.3 9.1
VISTA SP1 32bit 10.1
VISTA SP1 64bit 12.0
VISTA SP2 32bit 7.3 4.9 3.5 5.0
VISTA SP2 64bit 9.0 5.1 4.6 8.8
Win7 32bit 4.9 5.3 4.8 5.0
Win7 64bit 4.8 4.3 3.7 5.4
Win7 SP1 32bit 4.0 4.9 4.5 4.8
Win7 SP1 64bit 2.9 3.1 3.3 4.9
Win8 32bit 0.8 2.3
Win8 64bit 0.2 1.4

Win7で5%程度の感染率です。XPの感染率はだいたい10%程度です。これをどう判断するか。「XPのほうが2倍感染しやすい!」とか、「Win7でも5%も感染!」とか言えます。

まあしかし、マイクロソフトに見捨てられ、今後何が起こるかわからない、という漠然とした不安を持ってXPを使い続けるよりWindows7に移行するほうが気持ちがいいと判断することにします。これ以上あれこれ調べるのも面倒だし、Windows7もそろそろ使ってみたいということで。

あと、Office2003もサポート終了だそうです。こちらも最新版は必要ないんですが。

Windows7の必要用件

マイクロソフトによるとWindows7を動かすためには以下の条件が必要だそうです。(「Windows 7 のシステム要件」)

  • 1 ギガヘルツ (GHz) 以上の 32 ビット (x86) プロセッサまたは 64 ビット
    (x64) プロセッサ
  • 1 ギガバイト (GB) RAM (32 ビット) または 2 GB の RAM (64 ビット)
  • 16 GB (32 ビット) または 20 GB (64 ビット) の空き容量のあるディスク領域
  • Windows Display Driver Model (WDDM) 1.0 以上のドライバーを搭載した
    DirectX® 9 グラフィックプロセッサ

CPUは1GHz以上、メモリーは1GB(32bit版の場合)が最低条件です。64bit版ではメモリーは最低2GB必要です。

とは言いながら、実用上はその倍の2GB、4GBはあったほうが良いでしょう。

CPUについてはほとんどなんでもOKという感じです。

Windows7の32bit版と64bit版の違いって?

32ビット版と64ビット版の最大の違いは、利用できる最大メモリー 容量の違いです。

HOME PREMIUM 32bit版4GB64bit版16GB

Professional 32bit版4GB 、64bit版192GB です。

つまり、HomeでもProでも32bit版ならばメモリーは4GBまでしか使えないということです。

32ビット版と64ビット版のその他の違いとして、

  1. 64bit版では古い周辺機器のデバイスドライバー(プリンター、無線LAN、地デジチューナ等)が用意されていないことがある。
  2. 64bit版の方が32bit版よりも起動時間がかかる。終了時間はだいたい同 じ。
  3. 搭載メモリーが同じなら32bit版より64bit版の方が10~15%速い。速さが体感できるかどうかは別問題。
  4. 多量のメモリーを必要とするソフト(Photoshop等)を使う場合は64bit版OSの方が快適に動作する。
  5. 64bit版では、WOW(Windows On Windows)というエミュレーショ ン機能により、ほとんどの32bitアプリケーションを動作させ られる。

私の場合、グラフィッ クス系のソフトをガンガン使うわけではなく、必要最小限のメール、ネットができればよく、4GBのメモリーで必要十分と思われるので、32bit版のWindows7でもOKでしょう。

もちろんメモリーが4GB以上搭載できそうなときは、64bit版、2GBとか3GBまでなら32bit版でよいでしょう。あとはメモリーの価格との相談になります。

**************

参考サイト

Microsoft、OSサポート終了後もWindows XP向けに「Microsoft Security Essentials」の定義ファイルを更新

Windows XPの継続利用は危険、IPAが注意喚起~過去5年で618件の脆弱性が確認

【Windows 7研究】64ビット版と32ビット版、どちらを選ぶべきか?

32bit vs 64bit Windows 7を入れるならどっちだ?

そのPCは大丈夫? Windows XPを使い続けてはいけない10の理由

サポート終了後もWindows XPを継続利用する条件は何か?

*********************