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FedoraCore2でサーバ作り

FMV6667CL5にRedHat8.0?を入れてて1年くらいサーバ運用していたが、FedoraCore2のCD-ROM版が雑誌(Linux Magazine for Beginners)に添付されたことだし、手元にNetVista A40(6842-30J)もあるしで、FC2に切り替えることにした。
サーバと言っても、インターネットに公開するわけではなく家庭内LANで使うサーバだ。SAMBAによるファイルサーバとfetchmailとprocmailによる携帯電話へのメール転送をするだけのものだ。
手順とconfigを忘れないためにメモする。
RedHatとFedoraCoreがまったく違っていたらどうしよう、と思いながらインストール開始。

1インストール.

 いちいちパッケージを選択するのは面倒なのでいつもの通り、カスタムインストールですべてインストール(ハードディスクは120GBもある。)手順はRedhatとそんなに変わらない。強いてあげれば、グラフィカルログインかテキストログインかの選択がみあたらなかったこと。あと、再起動後にユーザ設定などの最終セットアップがあることくらいか。
インストールのあと、NetVistaの上部排気口付近がかなり熱い。大丈夫なのだろうか。

2.テキストログインに変更

/etc/inittab を変更
id:3:initdefault:

3.余計なサービス停止

pcmcia、nfs関係、canna、などSからKにmove。何だかよくわからないサービスのはとりあえず残しておく。

4.SAMBA設定

 GUIによるSAMBA設定ツール(System Settings -->Server Settings --> Samba) を見つけたが、細かい設定が見当たらないし、使い方もよくわからない。
とりあえず サービスは立ち上げてみたがWindowsマシンから見えない。

 GUIで設定した共有フォルダ設定はsmb.confでは以下のようになっていた。セキュリティが何もないので単純だ。ユーザもGUIツールで設定する。コマンド名を覚えていないので便利だ。
[samba]
path = /home/samba
writeable = yes
guest ok = yes

/etc/samba/smb.conf を変更しsambaを再起動すると見えるようになった。
hosts allow = 192.168.10. 127.
interfaces = 192.168.10.2/24

5.telnetできるようにする

NetVistaの場所を移動したいのでtelnetで作業できるようにxinetdを設定する。
先ほど触れないほど熱かった排気口付近の温度もかなり下がってきているようだ。 この程度ならなんとか大丈夫か。

/etc/xinetd.d/telnet を変更し、xinetdを再起動。
disable = no

6.携帯へのメール転送 

-- fetchmailの設定
作成したユーザのホームディレクトリに.fetchmailrcを作成
set daemon 960
set nobouncemail

defaults
protocol pop3
keep
no mimedecode
mda "/usr/bin/procmail"

poll [プロバイダのPOP3サーバ]
user [ユーザ名]
password [パスワード]

-- procmailの設定
作成したユーザのホームディレクトリに.procmailrcを作成
PATH=/bin:/usr/bin:/usr/local/bin
MAILDIR=$HOME/Maildir
DEFAULT=$MAILDIR/.default/
LOGFILE=$MAILDIR/procmaillog
LOCKFILE=$HOME/.lockmail

## 転送 #########
:0
* ^To:.*XXXXXXX.*
! XXXXX@YYYY.ZZZZ

## フォルダへ移動 #########
:0
* ^From:.*(AAAAA|BBBBB).*
フォルダ名/

## 転送したあとフォルダへ移動 ######
:0
* ^To:XXXXXX

{
:0 c
! XXXXX@YYYY.ZZZZ

:0
フォルダ名/
}

--sendmailの設定
プロバイダのメールサーバにそのままフォワードする設定。
sendmail.mcを変更してmake sendmail.cf
define(`SMART_HOST', `[プロバイダのSMTPサーバ]')dnl
MASQUERADE_AS(`[このドメインのふりをする]')dnl
FEATURE(masquerade_envelope)dnl
MASQUERADE_DOMAIN(`[上で置き換えるドメイン名、下の2つが例]')dnl
MASQUERADE_DOMAIN(`localhost')dnl
MASQUERADE_DOMAIN(`localhost.localdomain')dnl
MAILER(smtp)dnl
MAILER(procmail)dnl

--fetchmailの起動スクリプト
起動スクリプトを今動いているRedHat機からコピーしてきて、/etc/rc.d/rc3.d/S99fetchmail とした。
#!/bin/sh
#
# fetchmail
case "$1" in
'start')
for user in `ls /home/`
do
if [ -f /home/$user/.fetchmailrc ]; then
echo "fetchmail for $user starting."
su $user -c "/usr/bin/fetchmail"
fi
done
;;

'stop')
for user in `ls /home/`
do
if [ -f /home/$user/.fetchmailrc ]; then
su $user -c "/usr/bin/fetchmail --quit"
fi
done
;;

*)
echo "Usage: $0 { start | stop }"
exit 1
;;

esac
exit

--転送動作確認
sendmailを再起動し、その後fetchmailを起動してみる。 tail -f /var/log/maillog を表示していたのだが、いきなり大量のログが表示され始め、非常にあせる。なんだなんだ?何が起こっているんだ?原因はすぐわかったが、手遅れ。
メールサーバにコピーを残す設定にしていたため、何十通かのメールがすべて携帯に転送されてしまったのだった。携帯電話に転送された大量のメールを削除。これで一応動作確認は出来た。

--感想
これで、サーバのインストールから設定まで、3時間?もあれば十分可能になるだろう。今後は気軽にマシン変更が可能だ。5年前に記録しておけばよかった。思い出し思い出し作業をやっていると1週間かかることになり、結局億劫になってしまって、1年くらいほったらかしといういつものパターンからこれで脱却できるだろう。

--トラブル発生
と思って喜んでいたところ、トラブル?発生。サーバが同じメールを何回も携帯に転送してくる。原因は?
しかもこんなエラーログも。imap関連?WORSTだって?Googleで調べなければ。
ctl_mboxlist[3984]: DBERROR: reading /var/lib/imap/db/skipstamp, assuming the worst: No such file or directory

--機種変更(9/20)
やはり、NetVistaの温度上昇が気になるのでこれまで使っていたFVVへ変更することにする。温度上昇の原因は電源なのかそれともHDD?CPUはCeleron900からPentium3-667へ変わるということになるが、どちらでも十分な性能だろう。
で、早速HDDを入れ替えて立ち上げる。まず、ネットワークカードやオーディオ、USBコントローラが無くなったのを検出、そして新しいネットワークカードやオーディオ、USBを検出。新しくIPアドレスを設定して無事立ち上がるがWindowsからコンピュータ名が見えない。新しいIPアドレスを追加して無事見えるようになる。

 

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